今回はカバーアップについて少し説明したいと思います。
カバーアップとは? つまり、古いTattooの上から新しいTattooを彫ると言う事です!ズバリっっ!! w
ですが、かならずしもすべてが可能かと言ったら答えはNOです!
元々あるTattooの状態により出来る物が左右されます。
ここで皆さん誤解があると思うのですが、例えば10円玉くらいのサイズのTattooを500円玉くらいの新しいTattooでカバーできるか!?
答えはNOです。 まぁできなくもないけど、経験上仕上がりも奇麗さもあまりないですw
では今回カバーアップの依頼があったので順番に解りやすく解説します。
まずこちらが依頼のあった元々あったTattooです。
前から見た感じ
後ろから見た感じ
もちろんこれで良いと言う人もいるぐらいのレベルのTattooですのでけっして悪い作品ではないです。
背景が特に気になったようですので、本人が入れたかったオレンジっぽい花を入れる事になり、線を細かく書ける薔薇をチョイスさせていただきました。 ついでに蝶の輪郭もハッキリしてやる事になりました。
今回僕は、ある程度の下絵(いつもかw)を見せてフリーハンドで下書きをします。
3つ薔薇を付け足したので、色味も若干変えています。でもあくまでカバーアップなので元のTattooを消す前提、もしくはギリギリ見える範囲での色づけとしました。
完成したカバーアップ作品! まずは蝶の方。
※iphoneやスマホで見てる方はクリックすると画像がハッキリ見えます。
前から見た感じ
※iphoneやスマホで見てる方はクリックすると画像がハッキリ見えます。
後ろから見た感じ
※iphoneやスマホで見てる方はクリックすると画像がハッキリ見えます。
全体のBefore
※iphoneやスマホで見てる方はクリックすると画像がハッキリ見えます。
カバーアップ後 After
※iphoneやスマホで見てる方はクリックすると画像がハッキリ見えます。
蝶の部分は古傷痕もあったので、わりと濃いめにしました。(色が抜けやすいので)
カバーアップのため、ある程度の縛りはありましたが、元の背景の線をいかしつつ、薔薇の輪郭を作って行きました。サイズの自由はお客様からGoサインを出してくれたので気にせず出来ました。
皆さんは特にTattooを入れたくてもなかなかむずかしい状況にあると思うのですが、彫師側の意見を言うと、やはりカバーアップにはある程度、元のTattooより大きくしないと奇麗にならないと言う事を理解してほしいです。
もちろん僕のカバーアップが100点ではもちろんないですし、彫師によっていろいろなカバーアップの方法やデザインがあると思いますが、これだけは頭に入れといて下さい。
最初から真っ黒のトライバルでカバーアップしようと言う彫師はまず疑って下さい!
いろいろ対策やインクの種類、彫る側の知識で真っ黒にしなくても出来る事が必ずあるはずです!
もちろん僕も他の彫師の方も、元のTattooの状況では真っ黒にしないといけない選択肢もあります。
ただ、その選択肢は僕は最終段階にしかでてきません。
カバーアップが本当に上手い彫師さんは日本に沢山います。
きっとその彫師さん達も同じ意見だと思っています。
お客さんもある程度のフレキシブルな考えと、サイズの自由度と彫師側にあたえる自由度は必要と言う事を頭に入れといて下さい。
もちろんカバーアップは新規で彫るよりも若干仕上がりや発色が劣るかもしれませんが、それでも気にならない感じにはできます。
今回はとても色白の女性の方だったので、素敵に完治すればいいなぁと思っています。
素敵な女性には素敵な花のように、素敵な男性には勇敢な心のように、奇麗なTattooを彫るようにがんばります!
って、、、、
オレにしちゃまともなブログでしたw
だっふんだ!
0 件のコメント:
コメントを投稿